突発性難聴の治療
突発性難聴の治療方法については、以下のようになります。
1.ステロイド治療:(プレドニロゾン錠の内服や点滴)
抗炎症作用をもつ副腎皮質ステロイド薬の内服や、点滴投与による薬物療法が基本となります。ステロイドは1~2週間かけて徐々に減量していく漸減(ぜんげん)療法が一般的です。ステロイドは炎症を抑え、神経の浮腫を減少させる効果がある。
2.血流改善薬:
ビタミンB12は末梢神経を正常に保つためにビタミンです。ステロイド錠と組み合わされて使用されます。 脳の血流を改善させる薬を服用することで、内耳の血液循環を改善させます。
3.鼓室内ステロイド注射:上記で効果が認められない場合
鼓膜に麻酔をし、ステロイドホルモンを鼓室(鼓膜の向こう側のスペース)に注射します。点滴や内服治療と異なり全身の合併症の心配はありませんが、鼓膜の刺入部に穴が残ることがあります(10%程度)
4.鍼灸院での治療:
内耳全体の循環不良に問題があり血流の滞りが原因となりますが、全身の血流に問題があるわけではなく内耳の機能に関わる血流が阻害されている状態に過ぎません。有毛細胞が生きていれば内耳の循環を上げることで聴力の回復、めまい、耳鳴りなどにも回復が促せると考えられる。
血流改善は鍼灸治療において得意分野です。耳周辺や内耳の血流を悪化させている首や肩、耳周りの緊張に狙いを定め効率よく筋肉を緩め血流改善をすることができます。
5.手術:
突発性難聴に対する手術は稀であり、通常は他の治療法が優先される。一部の症例では、内耳への圧力を軽減するための手術が選択されることがある。突発性難聴の治療法は症状の重症度や個々の患者の状態に応じて異なるため、治療計画は医師との相談に基づいて決定されるべきです。
私の場合は、セオリー通りステロイド錠とビタミンB12の服用が始まりました。
ステロイド錠はプレドニゾロン錠5mgというもので、1~3日間は1日12錠、4~6日間は1日8錠、7~9日間は1日4錠、合計9日間かけての治療です。
合わせて胃腸を守るためのラベプラゾールナトリウム錠を1日1錠、脳循環改善薬のアデホス顆粒1日3袋、ビタミンB12製剤のメコバラミン錠1日3錠を服用します。
問題は、私が軽度の糖尿病と高血圧を持っていることです。
これについては、テネリア錠とノルバスク錠を飲んでいますが、この効果が無くなり、血糖値や血圧が悪化するとのこと。例えば糖尿病の指標であるHbA1cは6.4%までが予備軍とされていますが、私は6.5~6.7%でした。これが10%くらいになるよ、と言われてます。血圧も計ったら150くらいに上がった時がありました。これは9日間の辛抱です。食事やストレスのない運動など、改善しつつストレスのない生活と、ゆっくり睡眠をとることです。
- 現時点での症状としては以下の通りです。
- 左耳がまったく聞こえない
- 左耳は常に「キーン、キー、ボワーン」などいろんな音が飛び交っている
- 歩くとふらつく
- 寝るとしばらく天井の景色がぐるぐるする
- 時々吐き気めまいがある(とくに夕方頃)
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